環境への取り組み

環境理念

私たちは、地球環境保全が人類の生活基盤に関わる重要な課題と捉え、
かけがえのない地球の為に環境保全活動に一丸となって取り組み、社会、地域に貢献します。

環境方針1 資源の使用量の低減

私たちは、生産活動において生じる、環境汚染要因、資源の使用量の低減を図る為、環境目標を定め継続的に環境保全活動を展開します。

環境方針2 法令の遵守と地域の調和

私たちは、環境関連の法律、条例、及び当社グループが同意する要求事項を守り、地域社会との調和を図ります。

環境方針3 環境保全意識の教育

私たちは、社員及び取引先の全ての人々に対し、環境理念・環境方針を周知徹底すると共に、教育を実施し、環境保全意識の向上に努めます。

気候変動への対策

地球温暖化は、全人類が取り組むべき課題です。
当社グループでは、カーボンニュートラル実現に向けた様々な取り組みを進めています。

当社グループの各工場では、最適なメンテナンス基準の確立による切替時間の短縮など電気・ガスの使用低減に取り組み、CO2排出の少ない省エネルギーな製品の製造を追求しています。

さらなる設備の省エネ化や社員の節電の取り組みを継続し、製品にかかる環境負荷の低減に努め、カーボンニュートラルの未来を担います。

3Rの取り組み

私たちが取り組んでいるReduce(減らす)、Reuse(再利用)、Recycle(再度資源化)をご紹介します。

システム制御による、空気の浄化

共立印刷 本庄工場ではメーカーと共同開発した、輪転機ドライヤー脱臭装置の排気ファンリニア制御システムを使用しています。
輪転機のドライヤー部ではインキを高速で乾かすため、熱風を当てて瞬時にインキを乾燥させています。乾燥時に発生する排気には気化したインキの溶剤が含まれるため、脱臭装置でクリーンな空気に浄化し排出しています。脱臭装置の仕組みは車のマフラーと同じ仕組みで、触媒を介することによりインキの溶剤を酸化還元し、水とCO2へと変換します。
排気ファンリニア制御システムでは、触媒の反応温度から、排気中に溶剤がどの程度含まれるかを測定し、測定結果に基づき排気用ファンの排気量をコントロールし、過剰な排気を制御することで排出量を適切に管理しています。これにより、電気・燃料の使用量低減に大きく寄与しています。

廃液・廃油を減らし、水をクリーンに

共立印刷 本庄工場では油水分離装置を輪転機の廃水処理に使用しています。
コンプレッサー用の油水分離装置からヒントを得て、その原理を当社が輪転機に転用したものです。
油水分離装置を通すことにより、廃水にまじるインキの油分を分離し、油のみを外のタンクに保管します。
油水分離装置の設置前は、水と油をそのまま回収用タンクに溜めており月に2回、年に24回の廃水回収が必要でしたが、この装置の開発により、現在は年に1回まで廃水回収回数が減少しました。環境へのやさしさだけでなくコストメリットにも繋がっています。

ゴミから資源へ

3Rの基本的取り組みで、資材の過剰包装や使い捨て容器を廃止し、入替え式を選択するなど廃棄の元となるものの削減に取り組んでいます。さらに、各グループ会社の工場で発生するもの全ては、再利用するものとしないものに分け、再利用しないものも、資源として売却できるものと廃棄物を徹底的に分別しています。
こうした取り組みの結果、廃棄物は大幅に減り、有価物7割、廃棄物3割となり、資源を最大限有効活用しています。ISO14001取得以前に、廃棄物として引き取られていた発生物を7割削減することができました。

太陽光パネルの設置

2022年3月、再生可能エネルギーによる環境負荷の低減を通して地域社会への貢献を行う目的で共立印刷の本庄第1・第2・第3工場に太陽光発電パネルを導入しました。